自社だけでなく、外部の企業や研究機関などと連携することが製造業の競争力を高めるためには不可欠になっている。外部の力をうまく活用し、自社が所有している技術力だけでは超えられない壁を突破するためだ。一方、外部との連携によって自社の技術やノウハウが漏えいするリスクも課題として認識されており、連携による効果を大きくするためにはその解決が求められている。

Q1 外部と連携することは重要か

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製造業の競争力を高めるために、自社以外の企業や研究機関などの外部と連携することが重要だと思うかを聞いた。「かなり重要だと思う」が60.2%を占めた上に、「少しは重要だと思う」の27.6%を加えると9割近くが外部との連携を重要だと思っている。逆に、「全く重要だとは思わない」と「あまり重要だとは思わない」とした回答は0だった。外部との連携が製造業の競争力向上につながるという認識が強い。