システムの機能を「モデル」として扱い、机上でのシミュレーションを駆使して開発プロセスを進める「モデルベース開発」。ADAS(先進運転支援システム)の高度化や、統合制御の必要性といった車両制御システムの複雑化を背景に導入が加速している。モデルベース開発で変わるクルマづくりの最前線を追う。
特集
モデルベース開発
ADAS、統合制御が加速する
目次
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ハードに広がる適用領域
車両全体の制御システムにモデルベース開発を適用する動きが活発化している。肥大化するソフトウエアや機能安全規格などのへ対応に向けて適用が不可欠になってきた。その適用領域はソフト開発だけにとどまらず、ハード設計にも広がりつつある。今後のクルマの革新を担う、ADASや自動運転機能の実現にも必須とされる。日経Automotive
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CAEとの融合やルール整備が肝
日本メーカーがモデルベース開発の導入を加速させている。マツダやトヨタ、ホンダはパワートレーンへの適用に注力する。欧州での規格対応を見据えたサプライヤーの動きも活発だ。ただし導入時の課題も多く、試行錯誤の取り組みが続いている。日経Automotive