手でなでていると、急にざらざらになったり、突起を感じたりする。触感をつくり出す装置は、どの展示会でも多くの人の関心を集める。これまで五感への訴求が大事だといわれながら、大ざっぱだった触覚のデザイン。手ざわり感を向上させる生産技術と、バーチャルに触感を生む技術がいずれも進化しいよいよ製品設計にどう取り入れるかを考える時が来た。
- Part1 触覚の設計始まる
触感の表現が手軽で簡単に、 課題は設計手法の確立 - Part2 触覚を形にする技術
低コストで多様なテクスチャーを表現、 フィルムと3Dデータで広がる選択肢 - Part3 触覚をつくる技術
コンピューターの中に“もの”がある、超音波や電気で皮膚の感覚器を刺激 - Part4 触覚設計の枠組み
はじめの一歩は“見本帳”の作成、素材相互の関係を見える化 - Part5 数字で見る現場
触覚に取り組む企業はまだ少ないが、 製品やサービスの価値向上に期待