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日経エレクトロニクス 2016年10月号

パワーデバイス、世界競争第3部:SiC

閉塞感の打破に向けて、車載目指し大口径化を推進

  • 根津 禎
  • 2016/09/16 00:00
  • 1/6ページ

出典:日経エレクトロニクス、2016年10月号、pp.40-43(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

Siパワーデバイスに比べて、大幅な電力損失の低減が可能なSiCパワーデバイス。以前よりも安価になり、採用が広がりつつある。だが、それでもまだ高価で、普及しているとは言い難い。電気自動車の駆動部への採用や生産性の向上などでこの状況を打破しようと動き出している。

 「以前より安価になり、機器への採用は増えているが、予想したほど伸びていない」─。SiCパワーデバイスに対するアナリストやデバイスメーカーの一致した見解である。

 SiCパワーデバイスが最初に製品化されたのは2001年。ドイツInfineon Technologies社がショットキー・バリア・ダイオード(SBD)の製品を出したのが始まりだ。それから多くの企業がSiCダイオードを手掛けるようになり、2010年代に入ると、トランジスタ製品を手掛ける企業やモジュール製品を手掛ける企業が複数社出てきた。

 採用事例も増えた。中でも浸透しているのが鉄道分野である。2012年、東京地下鉄(東京メトロ)の銀座線の「01系車両」が、SiCダイオードを搭載した三菱電機のインバーターを装着し、営業運転を始めた。それを皮切りに、日本の鉄道業界でSiCパワーデバイス、特にモジュール製品の採用が進んだ。2016年には、2020年度から営業運転を始める予定の次世代新幹線にSiC採用のインバーターが搭載されることが明らかになった。

 ダイオードやトランジスタといったSiCのディスクリート製品も、太陽光発電システム向けのパワーコンディショナーなどの新エネルギー分野やサーバーなどの情報通信機器分野、充電器などの自動車分野で採用が始まった。

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