「決して対岸の火事ではない。他のメーカーのスマートフォンでも同じことが起こり得る」(元電池技術者)。世界のあちこちで発火事故が相次ぎ、2016年8月の発売開始からわずか2カ月足らずで製造・販売中止に追い込まれた韓国Samsung Electronics社のスマートフォン「Galaxy Note7」ショックがエレクトロニクス業界を震撼させている。いまだに原因がハッキリしないため、「部材メーカー、端末メーカー、電子部品メーカーから、評価用にGalaxy Note7の実機貸出依頼が引きも切らない」(電子機器調査会社関係者)状況だ。一連の問題はなぜ起きたのか、そしてエレクトロニクス業界にどのような教訓を残したのか。
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