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第1部:動向
“親離れ”でしがらみ脱却、強さを磨き、いざ成長市場へ -
第2部:攻める日本企業
事例1:シャープ新潟電子工業
独立後もシャープ名を残す、アナログ強みにBtoB特化 -
事例2:フリュー
オムロン発の総合娯楽企業、脱ハードで利益率15%超 -
事例3:ポコアポコネットワークス
工場主導の大企業では無理、FPGA向けIPでIoTを獲る -
事例4:ザクティ
デジカメ一辺倒から脱皮、幅広い分野に中核部品提供 -
事例5:VAIO
「当たり前」のことで黒字化、PC、EMSに続く柱を模索 -
事例6:OKI
日本ならではのEMSを推進、M&A攻勢で一大勢力に
電機発、“親離れ”への挑戦
目次
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「当たり前」のことで黒字化、PC、EMSに続く柱を模索
事例5:VAIO
ソニーからVAIOブランドとパソコン事業を継承して、2014年7月1日に発足したVAIO株式会社。現在、同事業に加えて力を入れているのがEMS事業である。想定よりも大きな手ごたえに、EMS事業に次ぐ新事業立ち上げも狙う。日経エレクトロニクス
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日本ならではのEMSを推進、M&A攻勢で一大勢力に
事例6:OKI
2002年度にスタートしたOKIのEMS事業は、グループ内の注文に頼らず、グループ外の売り上げだけで2015年度に420億円を超えるまでに成長し、実質的な「親離れ」を果たした。ここにきて、次々と他社からプリント配線基板事業などを買収しており、日本の一大拠点に育ちそうだ。日経エレクトロニクス
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“親離れ”でしがらみ脱却、強さを磨き、いざ成長市場へ
国内の大手電機メーカーから別会社として独立したり、大企業にとどまりながら同企業に依存することなく事業を進めたりして成功を収める事例が目立ち始めた。親から“自立”することで、本来の強さを磨き、成長市場に乗り込む。そして、自らの道をまい進し、成功をつかむ。日経エレクトロニクス
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独立後もシャープ名を残す、アナログ強みにBtoB特化
事例1:シャープ新潟電子工業
シャープでありながら、シャープにあらず。シャープ新潟電子工業は今、そのような立場にある。同社は2016年4月に親会社であるシャープから独立した。これまでシャープの製造拠点として培ってきたアナログ電源技術を基に、新規事業に挑む。日経エレクトロニクス
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オムロン発の総合娯楽企業、脱ハードで利益率15%超
事例2:フリュー
オムロングループから独立して2007年に設立されたフリューは、「プリントシール機」の分野でシェア70%を握るという。2015年度通期の営業利益率は15%超と、快進撃を続けている。同社はいかにして独り立ちしたのか。日経エレクトロニクス
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工場主導の大企業では無理、FPGA向けIPでIoTを獲る
事例3:ポコアポコネットワークス
国内半導体業界でも大企業の傘の下から離れて力強く生きていこうとする動きが出てきた。中でも、ビジネスモデルのユニークさから、海外メーカーの技術者も注目する新興企業が、ルネサス エレクトロニクス出身の技術者たちが立ち上げたポコアポコネットワークスだ。日経エレクトロニクス
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デジカメ一辺倒から脱皮、幅広い分野に中核部品提供
事例4:ザクティ
大阪に本社を構えるザクティは、三洋電機のデジタルカメラ事業部が親会社から独立した後、2013年に新会社として再出発した企業である。同事業部が強みとしていたデジタルカメラの受託製造事業を引き継ぎつつ、幅広い用途に向けてモジュールや半導体などの中核部品を提供する企業として生まれ変わりつつある。日経エレクトロニクス