認識率が高まり、スマートフォンなどでタッチパネル代替のユーザーインターフェースとして使われている音声認識技術が、いよいよ新しいフェーズに入った。声で各種サービスを呼び出し、そのサービスが“人”であるかのように会話しながら手続きを進める製品が急激に売れ始めたのだ。それに追随する製品も雨後の筍のように爆発的に増えてきた。

 変化が激しいユーザーインターフェース(UI)の世界で、ひときわ大きな変革が始まった。“会話”が新しいUIとして脚光を浴び始めたのだ。そして会話の内容や相手は、当初の雑談から、さまざまなビジネスへと大きく広がりつつある。機器を操作するだけのキーボードやタッチパネルの代替を超えて、人や各種サービスを動かすツールとして会話が使われ始めている。