JEITAが2006年から毎年発表している「電子情報産業の世界生産見通し」を基に本誌が作成した。2015年までは実績、2016~2017年は見通し。JEITAは、日本円で推計・予測し、各年の平均為替レートに基づき米ドルに換算している。2006~2017年の為替レートは、順に1米ドル116.3円、118.0円、104.2円、93.5円、88.1円、80.1円、79.6円、97.0円、105.5円、121.0円、108.8円、108.8円。
JEITAが2006年から毎年発表している「電子情報産業の世界生産見通し」を基に本誌が作成した。2015年までは実績、2016~2017年は見通し。JEITAは、日本円で推計・予測し、各年の平均為替レートに基づき米ドルに換算している。2006~2017年の為替レートは、順に1米ドル116.3円、118.0円、104.2円、93.5円、88.1円、80.1円、79.6円、97.0円、105.5円、121.0円、108.8円、108.8円。
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 JEITA(電子情報技術産業協会)は、毎年恒例の「電子情報産業の世界生産見通し」の最新版を2016年12月に発表した。電子機器、電子部品、半導体、IT関連機器・サービスなどを合わせた「電子情報産業」の世界生産額は、2017年に291兆6127億円と見通す。同協会が示した為替レート(1米ドル108.8円)で約2兆6800億米ドルとなる。2016年に見込む世界生産額の284兆2450億円(同じ為替レートで約2兆6100億米ドル)に対して約3%の成長となる。2006年から、2009年と2015年を除き成長を続けている。

 一方、かつて「電子立国」と言われて存在感を示してきた日本の企業は、世界に占める生産額を低下させている。2006年に22%だった日系企業の生産額のシェアは、単調に低下を続け2016年に13%になる見通しだ。