実効的なシステムを運用している企業はまだ少ないが、多くの企業がIoTの導入に高い関心を寄せて、何らかの形で導入検討に動き出している。そこには工場の生産性向上に対する大きな期待がうかがえる。一方で、集めた大量のデータを活用できる人材がいないといった課題に直面している。

Q1 現場の工作機械やセンサーなどの情報を一元的に管理して生産を最適化する仕組みはあるか

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最も多いのは「特にない」(37.6%)で、「既に本格的に運用している」は4. 1 %と少ない。しかし、「既に本格的に運用している」「試験的に運用を始めている」「システム構築を進めている」「システムの導入を検討している」といった回答が5割強(51.6%)を占めており、実質的に何らかの形でIoT化に向けて動き出している様子がうかがえる。