誌面に掲載していない調査分析結果を日経テクノロジーオンラインに掲載しています。
http://techon.jp/atcl/mag/15/320905/052200004/

自社の設計力が低下しているという危機感が強い一方で、最近少し「設計力が上昇」したとする回答者が少なくない。設計者のスキルを高めるための取り組みが効果を上げているようだ。設計力低下の背景にはノウハウの伝承不足、一方で上昇の背景には品質に対する要求レベルの高まりやコンピューターによる設計ツールの進歩がある。設計期間の短縮は設計力低下の要因にも、逆に設計力上昇の要因にもなっている。

Q1 自社の設計力がここ数年でどのように変化していると感じているか(1つ選択)

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「大幅に低下している」「やや低下している」の合計で55.2%が「低下している」との認識だが、「大幅に上昇している」「やや上昇している」を合わせて25.9%が「上昇している」との回答だった。企業規模別にみると、実は大企業の方が「低下」の回答の割合が多く、1万人以上の企業に所属する回答者は「大幅に低下している」「やや低下している」の合計が63.6%に及んだ。