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日経ものづくり 2016年5月号

これまでにない設計Part2 事例:CD

潜在的な性能を素早く引き出す

三井造船 昭島研究所

  • 木崎健太郎、中山 力
  • 2016/05/09 00:00
  • 1/3ページ

出典:日経ものづくり、2016年5月号、pp.58-59(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

【これまでにない!】
11の設計変数を最適化したプロペラ

 三井造船昭島研究所は、船体とプロペラ(スクリュー)周りの流体シミュレーション技術を開発してきた。その一環として、プロペラの効率向上、すなわちトルク低減と推進力増加の両方を目指す多目的設計探査に取り組んでいる。設計用システムを構築し、実際の設計案件にも適用し始めた。

 システムはオープンソースのソフトを活用して構成。既存のプロペラに適用し、妥当性を検証した際の計算結果を公表した*1。今後、船体とプロペラの両方を同時に検討する多目的設計探査にも取り組む。

*1 ヴァイナス(本社大阪市)が主催した「VINAS USERS CONFERENCE 2015」(2015年10月)で公表した。

 プロペラの効率向上が必要なのは、船舶について省エネルギー性が強く求められるようになっているため。2011年には国際海事機関(IMO)が、船舶からの二酸化炭素(CO2)の排出量規制を目的に海洋汚染防止条約を改正した。「このインパクトは非常に大きく、厳しい性能向上を達成しなければならなくなった」(三井造船昭島研究所技術統括部船舶性能技術部部長の木村校優氏)という背景がある。

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