携帯電話機のバイブレーターから電気自動車の原動機、ロボットの駆動まで、モーターの利用は至る所に広がっている。その背景には、モーター自体と、制御回路であるインバーターの高性能化・高効率化がある。本連載では6回にわたり、モーターとインバーターの基礎と最新技術について解説する。今回はその第1回として、モーターの基本を説明する。
電子技術者が知っておくべきモーターと制御
目次
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永久磁石同期モーターの、具体的な制御方法を考える
(最終回)
本連載ではこれまで5回にわたり、モーターの駆動制御について、パワー回路を中心に解説してきた。最終回となる今回はまとめとして、永久磁石同期モーターの制御を具体的にどのように行うかについて考える。ここで紹介する技術を活用することで、モーターによる制御の高効率・高性能化を実現できる。日経エレクトロニクス
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モーターを効率よく駆動する、エレクトロニクス技術
(第5回)
モーターを効率よく駆動するためには、モーター自体の効率を高めるだけでなく、電力変換回路の効率や制御効率を高めることが重要である。また、エネルギー回生を効率よく行い、そのエネルギーを蓄えるための蓄電技術も重要な技術である。今回は、このような効率向上のための技術を解説する。日経エレクトロニクス
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モーター駆動の基本的手法、スイッチング駆動の要点
(第4回)
モーターの駆動にはさまざまな方法があり、その制御にも電圧制御や電流制御などがあることを、本連載では紹介してきた。その中で、最近、基本的手法として用いられているのがスイッチング駆動である。オン・オフ動作を行うスイッチを用い、パルス幅を変調することでモーターを制御する。今回は、この駆動方式と駆動回路を解…日経エレクトロニクス
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ブラシ付きDCモーターと、PID制御の基本を押さえる
(第3回)
本連載では永久磁石同期モーターを中心にして解説を進めているが、永久磁石同期モーターは「直流モーター(ブラシ付きDCモーター)が三相になったもの」と捉えることができる。そこで今回は、永久磁石同期モーターの理解を容易化するために、ブラシ付きDCモーターの全体像を詳しく解説する。(本誌)日経エレクトロニクス
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三相電流を2軸で表現、 SRモーターの制御を理解
(第2回)
高効率と高精度のモーター制御を実現するには、作動状態の正確な把握が不可欠である。しかし、センサーなどを用いれば、工程やコストが増加する原因となりかねない。今回は、三相モーターの作動状態を把握する原理と、スイッチトリラクタンスモーター(SRモーター)の高度制御を実現する手法について解説する。(本誌)日経エレクトロニクス
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[第1回]モーターの種類・特徴を整理、 適切な結線方式を理解
携帯電話機のバイブレーターから電気自動車の原動機、ロボットの駆動まで、モーターの利用は至る所に広がっている。その背景には、モーター自体と、制御回路であるインバーターの高性能化・高効率化がある。本連載では6回にわたり、モーターとインバーターの基礎と最新技術について解説する。今回はその第1回として、モー…日経エレクトロニクス