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日経Automotive 2017年5月号

2017年の技術キーワードPart2 機能や役割の領域を超えろ

直6復活へ、1気筒500mLが主流に

モジュラーエンジン

  • 清水 直茂
  • 2017/04/10 00:00
  • 1/3ページ

出典:日経Automotive、2017年5月号、pp.40-41(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

 2017年のエンジン開発で注目したいのが、直列6気筒エンジンである。絶滅寸前の直6エンジンが、再び増えそうだ(表1)。ドイツDaimler社が2017年に発売する高級セダン「Sクラス」に、新しく開発した排気量3Lの直6ガソリンエンジン「m256」を搭載する計画だ(図1)。

表1 最新エンジンで見る各社の傾向
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図1 Daimler社の直6ガソリンエンジン
気筒が直列に6個並ぶ。直4エンジンと多くの部品を共有する。
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 かつて隆盛を極めた直6エンジンだが、多くがV型エンジンに置き換わった。直列配置では縦に長くなり、車両の室内空間を広げにくくなるからだ。直6エンジンを熱心に開発しているのは、ドイツBMW社くらいだった。

 復活の背景にあるのが、異なる気筒数のエンジンや、ガソリンとディーゼルの間で部品を共通にする「モジュラーエンジン」の開発が活発になっていることである。エンジンのコストや開発資源をなるべく抑えて、電動化技術の開発などに開発資源を回したい狙いがある。

 モジュラー化でV6から直6にするのは、「ダウンサイジングエンジン」が増える中で高級車や中大型車の主力がV6から直列4気筒エンジンに置き換わりつつあるため。直4と部品を共通にしやすいのは、ブロックの構造が全く異なるV6ではなく、直4のブロックを伸ばして造れる直6というわけだ。

 Daimler社は、ガソリンとディーゼルの間で部品を共有することにも力を注ぐ(表2)。m256と同じ排気量で多くの基本部品を共用する直6ディーゼルエンジン「OM656」を、2017年に量産する計画である。

表2 Daimler社のモジュラーエンジン群
1気筒当たりの排気量は500mL。
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