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日経ものづくり 2017年4月号

私のものづくり魂[製品・設備] とがったモノを生む魂

失敗してもいい、とにかく試せ

松本 健一(Cerevo 取締役 CTO)

  • 「私のものづくり魂」取材班
  • 2017/03/31 00:00
  • 1/3ページ

出典:日経ものづくり、2017年4月号、pp.60-61(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

日本では小さな市場でも、それを世界中に拡大してみればある程度の数量が見込める。そんな市場を目指した製品を次々と開発することで注目を集めるのが、2008年に設立されたCerevo(本社東京)である。同社でCTOを務める松本氏は現在、全ての製品の開発を統括する立場。次々と斬新な製品を生み出す真髄を、失敗を恐れない積極的な試行錯誤だと説く。

 技術者にとって大切なのは、失敗してもいいからとにかく試してみることだと思っています。工夫し、変えていくという試行錯誤の中でこそ、より良い答えにたどり着けるからです。現時点では固定化したものでさえも、その常識を疑って試してみるべきなのです。

今までにないものを出す

 年々、個人のニーズは多様化し、ブランドに対する意識も変わってきています。実際、2~3年前に比べるとノンブランドの製品が市場に受け入れられやすくなりました。ある製品ではブランドにこだわっているユーザーも、別の製品ではどこのメーカーでもいいといったこともあります。

 このような状況の中、ユーザーニーズを満たした製品を開発するには、とにかく製品を世に出して試してみるしかありません。機能を絞った、いわゆるとがった製品もあり得るでしょう。その方が、熱狂的なユーザーの支持を得やすくなります。

 もちろん、全てが成功するわけではありません。しかし、試してみて初めて、成功するかどうかが確認できるのです。大手メーカーでは売れ行きを吟味して百発百中を狙うあまり、せっかくのアイデアが製品として日の目を見ないことが多々あるのではないでしょうか。

 極論すれば、開発した製品が最初から大量に売れるかどうかは、技術者にとって大きな意味を持ちません。それよりも、少なくてもいいから人に求められる製品を開発し続けていくことが大切なのです。

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