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日経ものづくり 2017年4月号

私のものづくり魂[製品・設備] 独自性を高める魂

スピーディーな開発、その強みは失わせない

原 英克(アイリスオーヤマ 家電開発部 大阪R&Dセンター 統括マネージャー)

  • 「私のものづくり魂」取材班
  • 2017/03/31 00:00
  • 1/3ページ

出典:、2017年4月号、pp.56-57(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

IH調理器や小型布団乾燥機など、手ごろな価格のさまざまな家電を開発し、製品ラインアップを拡充しているアイリスオーヤマ。そんな家電開発を率いるのが原氏だ。生活用品メーカーから家電メーカーへの変身を図るべく、中途技術者を大量採用するなどして急速に家電製品の開発力を強化している。

 我々が目指しているのは総合家電メーカーです。製品の種類を広げるとともに、既存製品でも家電量販店の商品ランキングに食い込めるような新製品を開発したいと考えています。

 シリーズ製品が豊富な大手メーカーと正面から競合していくという意味ではありません。我々が得意とするのは、値ごろ感があって生活の不便を解消してくれる「なるほど家電」です。これまでも、我々は値ごろ感と必要な機能を盛り込む製品開発に注力してきました。後発メーカーですから、バリエーションの追求ではなく、先行する大手家電メーカーの商品展開の隙を突くような製品企画を考えていきたいですね。

 店頭に並んでいる製品を見てみると、機能と価格のバランスが悪い商品群は結構ありますよ。そこに我々が攻め入る隙がある。ユーザーニーズに寄り添った製品を素早く投入し、かゆいところに手が届く機能や、魅力的な機能を「値ごろ」な価格で提供すれば、我々にもチャンスはまだまだあると思っています(図)。

図 2016年に発売したIHジャー炊飯器「RC-I A30- B」
計量機能を備えており、米の量や銘柄に対して最適な水の量を指示してくれる。分離式で、上部のおひつ部分を取り外せばIH調理器としても使える。
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