金属は、最も古くから使われてきた高強度材料だ。近年は、軽くて強い新材料として繊維強化樹脂などが広く使われるようになってきているが、依然として金属材料でなくてはならない用途は多い。3Dプリンティングのような新しい造形方法の登場や、従来では考えられなかった強くて加工しやすい合金の実現など、その使い方、性能は今も着実に進化し続けている。
- Part1 総論
主役の座は渡さない、金属の実力の把握が最適選択を生む - Part2 3Dプリンティングで攻める
結晶の形や向きを場所ごとに変更、造形と同時に物性を制御する - Part3 素材で攻める
材料固有の魅力を武器に、4強さと軽さを磨く - Part4 プロセスで攻める
部品の製造工程で特性向上、結晶粒微細化や恒温鍛造で実現 - Part5 数字で見る現場
樹脂への置き換え進むも、強度や耐久性の進化に期待