日経エレクトロニクス 大石 基之編集長から
本号の特集「安全設計、待ったなし」では、電池の専門技術者の方々への徹底取材を実施し、韓国Samsung Electronics社の「Galaxy Note7」の発火・爆発問題の深層に迫りました。ただし、この特集はGalaxy Note7問題だけを取り上げた記事ではありません。機器設計の安全性が揺らいでいる例は他にもあるからです。例えば、車載機器などの熱設計でも従来の常識が通用しなくなり始めており、発煙などのリスクは過去にないほど高まりつつあります。本特集では、熱設計も含めて、安全な機器設計とは何か、という機器設計者が避けて通れない命題に迫りました。
本号の特集「安全設計、待ったなし」では、電池の専門技術者の方々への徹底取材を実施し、韓国Samsung Electronics社の「Galaxy Note7」の発火・爆発問題の深層に迫りました。ただし、この特集はGalaxy Note7問題だけを取り上げた記事ではありません。機器設計の安全性が揺らいでいる例は他にもあるからです。例えば、車載機器などの熱設計でも従来の常識が通用しなくなり始めており、発煙などのリスクは過去にないほど高まりつつあります。本特集では、熱設計も含めて、安全な機器設計とは何か、という機器設計者が避けて通れない命題に迫りました。
- 第1部:Samsung問題の教訓
管理体制の甘さが事故招く、技術者の専門力が防護壁に - 第2部:Galaxy Note7事故の真因
1次リコール後に新たな不良、部材の装着抜けを見逃す - 第3部:熱設計の新常識
データシートの過信で発煙も、実態から乖離する温度規定