製造業の現場でAI(人工知能)の活用が始まった。トヨタ自動車やファナックなど日本を代表するメーカーが製品にAIを搭載する動きを相次いで本格化させている。自ら学習を重ねて知能を獲得するAIは、製品の性能を高めるだけでなく、研究開発や設計、生産の効率を飛躍的に高める可能性を持つ。半導体やディープラーニング(深層学習)の技術進化がそれを可能にしつつある。AIはものづくりの世界をどのように変えるのか。日米で最前線を追った。

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