神戸製鋼所に端を発した品質データの偽装が、三菱マテリアルと東レでも発覚した。本誌が独自取材で得た情報でも、品質データ偽装が一部企業の問題ではないことが裏付けられた。日産自動車とSUBARUにおける検査不正も、この2社だけの問題として片付けられない。これらの背景を分析すると、日本製造業が抱える課題が浮かび上がってくる。日本品質を復活させるための取り組みが今こそ求められている。

※本特集は日経ビジネスとの共同企画です。

写真:アフロ
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