現在、日本で市販されている自動運転機能(自動車線維持機能)の実力はどのくらいなのか―。日経Automotiveは、最新の6車種について、首都高速道路の一部を用いた公道試験と、日本自動車研究所(JARI)の施設を用いた特異環境試験を実施した。トップの栄冠に輝いたのは、ドイツDaimler社「メルセデス・ベンツ」ブランドの「Eクラス」だった。
特集
自動運転実車試験
急カーブと車線かすれで明暗
目次
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首位Eクラス、続くV90とレヴォーグ
自動車線維持機能の継続性に着目し、現状の自動運転機能の実車試験を実施した。対象は、現在日本で市販されている同機能搭載車のうちの最新の6車種である。結果は、ドイツDaimler社「メルセデス・ベンツ」ブランドの「Eクラス」が首位。スウェーデンVolvo社の「V90」とSUBARU(スバル)の「レヴォー…日経Automotive
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急カーブの両眼、かすれの高解像度
上位車種ほど急カーブや区画線のかすれ、多様な区画線への対応力が高い――。公道試験の結果を分析するとそんな可能性が見えてきた。とりわけ、ステレオ(両眼)カメラの搭載車は急カーブに対して、高解像度カメラの搭載車は区画線のかすれに対して強い傾向がありそうだ。日経Automotive
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単眼カメラでも最高点
「レンズが二つと冗長性があるステレオカメラ。比べて、レンズが一つの単眼カメラは逆光に弱い」。特異環境試験では、そうした当初の予想に反した結果が出た。単眼カメラを採用するスウェーデンVolvo社の「V90」が逆光3万5000lxという厳しい条件をクリア。ドイツDaimler社「メルセデス・ベンツ」ブラ…日経Automotive