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日経エレクトロニクス 2017年7月号

日本メーカーこそCF第2部:日本メーカーによる活用例

CFで新事業が続々、ソニーは自ら実証

  • 野澤 哲生
  • 2017/06/19 00:00
  • 1/8ページ

出典:日経エレクトロニクス、2017年7月号、pp.64-68(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

クラウドファンディング(CF)は、ベンチャーを支援するだけの存在ではない。日本を含む世界中の大企業が、新規事業創出の重要なツールになると気付き始めた。開発と市場調査を同時に進められるCFは、失敗のリスク低減に加えて、市場までの最短距離を走る武器になる。CFを無視していては、過熱する世界の新製品開発競争に乗り遅れる可能性がある。

 これまでクラウドファンディング(CF)はベンチャー企業が資金集めに使うもの、という見方が一般的だった。実際、米国では、既存の大企業の出展を禁止しているCFプラットフォームが多い。

 しかし、日本のCFプラットフォーム運営企業の考えは異なる。大企業、特に日本の大手メーカーがCFを利用することは、メーカー自身にも、その支援者にも、そして斬新な新製品開発の促進やCF自身の将来性にも大きなメリットがあるという見方が多いのである。

 そう考える1人が、CFプラットフォーム「Makuake」を運営するサイバーエージェント・クラウドファンディング 代表取締役社長 CEOの中山亮太郎氏だ。中山氏は、「米国のCFで製品が届かないトラブルが多いのは、米国のベンチャーがものづくりが苦手だから。対して、日本の大手メーカーには高いものづくり能力がある」と指摘し、日本の大手メーカーこそCFを積極利用することで強みを生かせるとみる。加えて、そうした企業のCFへの参加が、信頼性についてのCFの課題解決につながり、支援者にとっては安心材料になるとみる。

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