本記事はロボットとAI技術の専門誌『日経Robotics』のデジタル版です

 米国シアトルに拠点を持つサイバーセキュリティー会社、米IOActive社が、家庭用ロボットのPepperやNAO(ソフトバンクロボティクス製)、Alpha 1S(中国UBTECH Robotics社製)、協働ロボットのUR5、UR10(デンマークUniversal Robots社製)、アスラテックのV-Sidoを採用したロボットなどのシステムに侵入を試み、50件にも上る脆弱性を指摘した報告書『Hacking Robots Before Skynet』を発表した。どのような脆弱性があるのか、どう対処すべきか。報告書作成に携わったリサーチャー2人に聞いた(図1、図2)。