本記事はロボットとAI技術の専門誌『日経Robotics』のデジタル版です
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 韓国南東部、対馬海峡に面する釜山市周辺は、自動車、造船、鉄鋼などの工場が密集しており、韓国の製造機器産業を支える地域でもある。そんな釜山市で開催された「Busan International Machinery Fair」(2017年5月24〜27日)はファクトリーオートメーション(FA)や機械技術分野の展示会で、2015年から「スマートファクトリー館」を新設するなど、いわゆる「スマートファクトリー」に重点を置いている。今年は「製造技術とスマート技術の融合」をテーマに、25カ国520社が出展した。

 2017年4月末、韓国の産業通商資源部(部は省、日本の経産省に当たる省庁)が2025年までに中小企業工場3万カ所のスマートファクトリー化を目標とする「スマート製造革新ビジョン2025」を発表したこともあって、ビジネス向けの展示会にもかかわらず、今年はスマートファクトリーに興味を持った学生や一般人の参観が目立っていた。