本記事はロボットとAI技術の専門誌『日経Robotics』のデジタル版です

 ソニーが12年ぶりに復活させた新型aiboについては、実は2018年1月11日の発売直後から、ちょっとした騒動が起きていた。

  「aiboの内部ソフトウエアはどうなってるのか」の記事で解説したように、aiboにはLinuxをはじめとするオープンソースソフトウエア(OSS)が500本以上、組み込まれている。

  ソニーが遭遇したのは、そのOSSのライセンスを巡る騒動である。以下で、その顛末を解説しよう。