本記事はロボットとAI技術の専門誌『日経Robotics』のデジタル版です

 ROSベースのロボット向けクラウド基盤を開発していたドローンベンチャーのRapyuta Robotics1)が、ついに製品を投入する。2018年に同社のクラウド基盤「rapyuta.io」を用いた月額制のドローンサービス「c.drone」の販売を開始する。

  独自開発したドローンの機体(図1)、ドローンを自律飛行させるためのクラウドシステム、ドローンの離発着や格納、充電のためのポートなどをセットにし、警備や屋外インフラの点検、測量といった用途向けにユーザー企業に提供する。月額費用は60~70万円を想定する。既に造船メーカーなどが自社の造船所内の備品の点検・監視などに試験利用している。2018年中に100台の導入を目指す。

図1 Rapyuta Roboticsのドローン
図1 Rapyuta Roboticsのドローン
離発着や充電用の格納庫を用意した。屋外に設置し、自動で離発着できる。
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