本記事はロボットとAI技術の専門誌『日経Robotics』のデジタル版です

 2017年11月4日14時5分頃、岐阜県大垣市で開催したイベント「ロボフェスおおがき2017」で、上空から菓子をまいていたドローンが墜落。ドローンが直接当たったりするなどして、6人が背中や腕にすり傷などの軽傷を負った(図1)注1)。当時、イベントを開催していた大垣公園には、親子連れなどおよそ600人がいたという。

 今回の事故は、日本国内においてドローンのトラブルにより第3者が傷害を負った初めての事例である。第3者とは、ドローンの操縦者や補助者といった関係者以外のことで、今回の場合、イベントの観客が第3者に当たる。