本記事はロボットとAI技術の専門誌『日経Robotics』のデジタル版です

 画像認識向けディープラーニングの分野を長年牽引してきたコンテスト「ImageNet」をご存じだろうか。正式名称は「ILSVRC(ImageNet Large Scale Visual Recognition Competition)」。

 米Stanford University准教授のFei-Fei Li氏らが立ち上げ、2010年から毎年開催。2012年にはGeoffrey Hinton氏らのチームがディープラーニング技術を使い2位以下に大差を付けて優勝したことで、ディープラーニングブームが起きるキッカケとなった大会でもある。

 このImageNetコンテストが2017年7月の大会を最後に終了することとなった。精度の向上が進み、これ以上の上昇の余地が小さくなってきたからだ。