電気・電子系技術者が備えている実力を客観的に把握するために開発された試験「E検定 ~電気・電子系技術検定試験~」(過去のサンプル問題や出題範囲などE検定の詳細はこちら)。E検定で出題される問題例を紹介する本連載の問73は「信頼性設計」の分野から、二項分布について問う問題である。

【問題を解く意義/理由/効能】

 品質検査における事象の問題です。一見ランダムに発生しているように見える事象を統計的に捉えることができるようになります。ここでは二項分布が適用でき、起こる事象を数値として導き出せます。

 この問題を解くことにより、二項分布を理解し、起きている事象を数値として得られるようになります。

【レベル】現場での問題解決に必要な知識(レベル3)

【正答率】17.5%


【問73】
不良品がランダムに混じっているある装置を1時間当たり10台検査する。最初の1時間に不良品は発見されず、続く1時間に不良品が一つ発見される確率は約何[%]か。不良率は1×10-2とする。

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