電気・電子系技術者が現状で備えている実力を把握するために開発された試験「E検定 ~電気・電子系技術検定試験~」(過去のサンプル問題や出題範囲などE検定の詳細はこちら、E検定の申し込みはこちら)。E検定で出題される問題例を紹介する本連載の問35は「コンピュータ」の分野から、コンピュータと接続される周辺装置とのインタフェース規格の問題である。コンピュータの各種汎用インタフェース規格には通信方式や接続台数や特徴などといったあらゆる定義が存在する。正しいインタフェース規格の定義を知ることにより、コンピュータと周辺装置との適切な接続を行うことができる。この問題は「現場での問題解決に必要な知識」であるレベル3、正答率は73.2%である (E検定試験の効果と学習方法(PDF形式)はこちら)。


【問35】
周辺装置をコンピュータと接続するときの規格を標準化した、コンピュータの各種汎用インタフェースの説明で間違っているものはどれか。

  •  RS-232Cは非同期伝送を通信するシリアル通信方式で、最高通信速度は115.2[kbps]である。
  •  USBの論理的接続デバイスは最大255台で、実用化されている規格はUSB5.0まで存在し、USB1.0からUSB5.0までは上位互換がある。
  •  ATAはマスターとスレーブの最大2台のドライブを接続することができる。最近の主流であるSATA(シリアル)が登場してからはパラレルATAと呼ばれる。
  •  IEEE1394はSCSIに変わる高速なシリアルインタフェース規格である。論理的接続可能デバイスは最大63台接続でき、電源がONの状態でもケーブル着脱が可能である。デイジーチェーン型、スター型、ツリー型の接続規格が存在する。