電気・電子系技術者が現状で備えている実力を把握するために開発された試験「E検定 ~電気・電子系技術検定試験~」(過去のサンプル問題や出題範囲などE検定の詳細はこちら、E検定の申し込みはこちら)。E検定で出題される問題例を紹介する本連載の問33は「信頼性設計」の分野から、X2(カイ2乗)検定の問題である。 分布を用いた検定を知ることにより、期待値と計測値のばらつきが、容認できる差異か容認できない差異かを見極める方法を知ることができます。この問題は「現場での問題解決に必要な知識」であるレベル3、正答率は29.9%である(E検定試験の効果と学習方法(PDF形式)はこちら)。


【問33】
100[個]のリンゴを収穫したとき、その重さの分布が、平均値96[g]、分散2.0、の正規分布に従うと仮定し期待値を計算した。計測値と期待値を下表に示す。 X2分布の5[%]点のX2値が9.5のとき、5[%]を棄却域とすると、収穫したリンゴの計測値のX2検定結果はどれか。

  •  X2値は12.0で棄却されない。
  •  X2値は12.0で棄却される。
  •  X2値は7.4で棄却されない。
  •  X2値は7.4で棄却される。