電気・電子系技術者が備えている実力を客観的に把握するために開発された試験「E検定 ~電気・電子系技術検定試験~」(過去のサンプル問題や出題範囲などE検定の詳細はこちら、E検定の申し込みはこちら)。E検定で出題される問題例を紹介する本連載の問56は「計測」の分野から、デシベルの統計量の計算方法の問題である。

 電気電子計測において、よく用いられる単位としてデシベル[dB]がある。単位がデシベルでの統計量の計算方法を知ることにより、単位がデシベルでの測定データの統計処理を行うことができるようになる。この問題は、3段階あるE検定の難易度のうち中間の「概念の応用能力」であるレベル2、正答率は43.6%である。


【問56】
 ある信号の電力を複数回計測したところ1回目が0[dBm]、2回目が3[dBm]、3回目が6[dBm]だったとする。このとき、計測した3回の平均はおよそ何[dBm]か。なお[0dBm]=1[mW]とする。

  •  2.3
  •  3.0
  •  3.7
  •  4.4