電気・電子系技術者が備えている実力を客観的に把握するために開発された試験「E検定 ~電気・電子系技術検定試験~」(過去のサンプル問題や出題範囲などE検定の詳細はこちら、E検定の申し込みはこちら)。E検定で出題される問題例を紹介する本連載の問55は「信頼性設計」の分野から、信頼性の指標の1つであるMTTR(mean time to repair、平均修復時間)を算出する問題である。

 信頼性を推し量る諸値には、信頼度、保全度、故障率など色々なものがあるが、MTTRが何を意味するか知ることで、修理しながら使用する系の信頼性の測り方を理解することが可能になる。この問題は、3段階あるE検定の難易度のうち中間の「概念の応用能力」であるレベル2、正答率は27.1%である。


【問55】
 ある装置を1万時間動作させた間に5回の故障が発生し、修理するのにそれぞれ5時間、2時間、3時間、6時間、8時間を要した。この装置のMTTR[h]はいくらか。

  •  0.00048
  •  0.0024
  •  4.8
  •  24