電気・電子系技術者が備えている実力を客観的に把握するために開発された試験「E検定 ~電気・電子系技術検定試験~」(過去のサンプル問題や出題範囲などE検定の詳細はこちら、E検定の申し込みはこちら)。E検定で出題される問題例を紹介する本連載の問51は「電気回路」の分野から、RLC回路の直列共振周波数を求める問題である。

 RLC回路の直列共振時の特性を知ることにより、RLC回路の直列共振周波数を求める計算ができるようになる。この問題は、3段階あるE検定の難易度のうち最も難しい「現場での問題解決に必要な知識」であるレベル3、正答率は30.2%である。


【問51】
 図のような回路に交流電圧eを印加したとき、端子ABの電圧と抵抗Rに流れる電流の位相を等しくするための抵抗rの値はいくらか。なお抵抗rは可変抵抗であり値が自由に変えられるものとする。