電気・電子系技術者が備えている実力を客観的に把握するために開発された試験「E検定 ~電気・電子系技術検定試験~」(過去のサンプル問題や出題範囲などE検定の詳細はこちら、E検定の申し込みはこちら)。E検定で出題される問題例を紹介する本連載の問49は「デジタル」の分野から、CMOSのゲート数を知る問題である。

 LSIやFPGAの回路規模はゲート数で考える。ゲートアレイの設計者にとって、2入力NAND(トランジスタ4素子)換算でゲート数を数えることが、回路規模を把握しやすいので、2入力NANDを1ゲートとして換算することが多い。ゲート数を知ることで、LSIやFPGAの回路規模を推し量れるようになる。3段階あるE検定の難易度のうち最も難しい「現場での問題解決に必要な知識」であるレベル3、正答率は14.6%である。

 


【問49】
 下の論理式を簡略化したときのCMOSゲート数の最小値はいくらか。なお、CMOSゲート数はトランジスタ4素子で1ゲートとして換算する。

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