電気・電子系技術者が備えている実力を客観的に把握するために開発された試験「E検定 ~電気・電子系技術検定試験~」(過去のサンプル問題や出題範囲などE検定の詳細はこちら、E検定の申し込みはこちら)。E検定で出題される問題例を紹介する本連載の問43は「信頼性設計」の分野から、並列冗長回路についての問題である。並列冗長回路を用いると、信頼性は大きく向上する。信頼度の式を覚えることで、どの程度の信頼性向上を得られるか判断できるようになります。この問題は、3段階あるE検定の難易度のうち最も易しい「基本的な用語と概念の理解」であるレベル1、正答率は60.4%である。


【問43】
 図のように、アイテムAとアイテムBが並列冗長している回路の信頼度はいくらか。アイテムAの信頼度をRA、アイテムBの信頼度をRBとする。

  •  1-(1-RA)・(1-RB)
  •  1-(RA+RB)
  •  1-(2・RA+2・RB)
  •  1-RARB