「真のヘルステックカンパニーへ生まれ変わる。顧客からの評価と事業規模の両面から、この領域でナンバーワンになることを目指す」――。

 フィリップス エレクトロニクス ジャパンが2017年3月に開催した事業・新製品説明会で、こう宣言したのは、同月1日付で同社 代表取締役社長に就任した堤浩幸氏だ。

 堤氏はNECを経て、シスコシステムズ合同会社上席副社長やサムスン電子ジャパン代表取締役CEOを務めた後、2016年11月に執行役員副社長としてフィリップス エレクトロニクス ジャパンに招かれた。

 IT畑を歩んできた堤氏が経営トップに就いたことは、冒頭のコメントの通り、ヘルステック分野に対するフィリップスの決意表明ともいえる。同氏に、これからの戦略を聞いた。

(聞き手は小谷 卓也=日経デジタルヘルス、小口 正貴=スプール)

フィリップス エレクトロニクス ジャパン 代表取締役社長の堤氏(写真:栗原克己、以下同)
フィリップス エレクトロニクス ジャパン 代表取締役社長の堤氏(写真:栗原克己、以下同)
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