医師専用コミュニティーサイト「MedPeer」を手掛けるメドピアが2016年5月、遠隔医療への参入を宣言した(関連記事1)。遠隔診療プラットフォーム「first call」を手掛けるメディプラット(Mediplat)を傘下に収め、この分野の事業を本格的に展開していく。

 メディプラットはディー・エヌ・エー(DeNA)出身の林光洋氏(元・同社執行役員)と春田真氏(元・同社取締役会長)が中心となり、2015年11月に立ち上げた医療系ベンチャーだ。両氏が新しいビジネスの創出・支援を目指して設立した企業「ベータカタリスト」を母体とする。

 メディプラット 代表取締役CEOを務める林氏は今後、first callを含むメドピアの事業全般に携わる。春田氏も、経営顧問としてそこに加わる。

メドピアの石見氏(向かって左)とメディプラットの林氏 (写真:加藤 康、以下同) 
メドピアの石見氏(向かって左)とメディプラットの林氏 (写真:加藤 康、以下同) 
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 国内医師の3人に1人を会員に持つMedPeerというプラットフォームを生かしつつ、遠隔診療でどのような事業を展開するのか。メディプラットの林氏とメドピア 代表取締役社長の石見陽氏に聞いた。両氏は日経デジタルヘルスが2016年6月12日に開催するセミナー「遠隔診療は医療を変えるのか?~厚労省の“通達”から1年で見えてきたこと~」に登壇する。

(聞き手は大下 淳一=日経デジタルヘルス)