糖尿病患者の生活習慣をResearchKitアプリで改善する――。

 東京大学医学部附属病院 22世紀医療センター 健康空間情報学講座は2016年3月、東京大学大学院情報理工学研究科電子情報学専攻と共同でiPhoneアプリ「GlucoNote(グルコノート)」を用いた2型糖尿病・糖尿病予備群の臨床研究を開始した(関連記事)。GlucoNoteは、米Apple社の「ResearchKit」を用いて開発されたもの。ResearchKitは医学研究をサポートする目的で提供されているオープンソースフレームワークである。

  GlucoNoteの機能や臨床研究の目的は――。東京大学医学部附属病院22世紀医療センター健康空間情報学講座/東京大学大学院医学系研究科社会医学専攻特任准教授の脇嘉代氏に聞いた。

(聞き手は神近 博三=日経デジタルヘルス)

東京大学医学部附属病院 22世紀医療センターの脇 嘉代氏
東京大学医学部附属病院 22世紀医療センターの脇 嘉代氏
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