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HOMEエネルギー再エネ蓄電池プロジェクト最前線 > 迫る太陽光への出力抑制!? 九電が大型蓄電池で回避策

再エネ蓄電池プロジェクト最前線

迫る太陽光への出力抑制!? 九電が大型蓄電池で回避策

30万kWhの「蓄電池変電所」の効果と機能で検証が進む

  • 金子憲治=日経BPクリーンテック研究所
  • 2016/11/23 00:00
  • 1/7ページ

 九州電力・豊前発電所は、福岡県豊前市の北部、周防灘に面した工業地帯に位置する。白い煙突の下には、出力100万kWの大型石油火力が稼動する。東日本大震災後、同発電所内には、2つの新しい設備が新設された。

 1つは、出力3600kWの小型ディーゼル発電設備。これは、東京電力・福島第一原子力発電所の事故により、九電管内の原発が順次、稼働停止になったことを受け、電力の供給力を確保するため、2012年7月に急きょ新設された。

 そしてもう1つが、今年3月に稼働した「大容量蓄電システム」だ。出力5万kW・定格容量30万kWhのNAS(ナトリウム硫黄)電池システムで、世界的にも最大級の蓄電池システムという(図1)。経済産業省による「大容量蓄電システム需給バランス改善実証事業」を受託し、建設した。実証期間は、2015~2016年度で、その後も九電によって運用される。

図1●豊前蓄電池変電所の全景
(出所:九州電力)
[画像のクリックで拡大表示]

 こちらは、2012年7月の固定価格買取制度(FIT)の施行によって、太陽光発電所が急増したことへの対応を主な目的に建設された。既存の発電所内ではあるが、「豊前蓄電池変電所」という新たな変電所と位置付けた。

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