改正FIT法で重要度が増す

 本連載の第18回「改正FIT法では,他法令に違反した場合でも,認定が取り消されるのですか?」で紹介したように,改正FIT法においては,他法令に違反した場合,経済産業大臣は,改善命令や認定取消を行うことができるようになります(関連記事)。

 そうすると,上述のような,電気事業法上求められている,太陽光発電システムの安全性について問題がある場合には,最悪の場合,認定取消が行われ,FITによる売電事業を行えなくなる可能性もあります。

 太陽光発電システムの安全性を維持することは,太陽光発電事業者にとって,これまで以上に,重要になってくるといえるでしょう(図4)。

図4●法令違反が指摘されている愛知県内のメガソーラー(出所:日経BP)
図4●法令違反が指摘されている愛知県内のメガソーラー(出所:日経BP)
[画像のクリックで拡大表示]
「Q&A」で、取り上げてほしい疑問、回答者の秋野弁護士に聞いてみたいテーマを募集しています。こちらにご記入下さい。