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HOMEエネルギーメガソーラー太陽光発電事業者のための法律Q&A > PID現象で出力低下、パネルメーカーが負う責任は?

太陽光発電事業者のための法律Q&A

PID現象で出力低下、パネルメーカーが負う責任は?

<28回>PID対策製品や補修工事の保証範囲と説明責任

  • 弁護士法人 匠総合法律事務所 代表社員弁護士 秋野卓生
  • 2017/06/28 06:00
  • 1/4ページ

 当法律事務所に、PIDの制御補修工事を共同で実施したパネルメーカーと施工事業者が訪ねてきました。特段のトラブルに至ったわけではありませんが、補修工事の負担割合に関する見解が両社で相違し、調整するために将来の法的リスクについて相談にこられたのです。

 出力低下を招くPID現象は、太陽光発電事業者にとっては大きなリスクです。PID現象への対応は、発電事業者がパネルメーカーやEPC(設計・調達・施工)事業者などを選定する際のテーマの1つと言えるでしょう。

 PIDは主に結晶シリコン型太陽光パネルで生じるといわれています。特定の条件下において、太陽光パネルに高い電圧がかかり、出力が低下する不具合です。パネル内のセル(発電素子)とアルミ製フレーム間に電位差が生じることで起き、高温・高湿、システム電圧などの条件が影響していると見られています(参照:「『1年で出力が約70%下がる』PIDとは?」)。

 現在、国内外の太陽光パネルメーカーの多くは、PID対策を施したとする製品を出荷しています。また、発電システム側で可能な対応策も出ています。

図1●PIDによる劣化の特徴
(出所:ケミトックス)
[画像のクリックで拡大表示]

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