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HOMEものづくり日本機械学会誌から > 国際的地盤沈下に負けずASEANで日本の影響力を維持

日本機械学会誌から

国際的地盤沈下に負けずASEANで日本の影響力を維持

日本機械学会誌「ASEAN 機械系学会との交流」

  • 成田吉弘=JICA専門家(インドネシアHasanuddin大学)、北海道大学名誉教授
  • 2017/11/20 05:00
  • 1/3ページ
本記事は、日本機械学会発行の『日本機械学会誌』、第120巻第1187号(2017年10月)pp.18-19に掲載された「ASEAN 機械系学会との交流」の抜粋(短縮版)です。日本機械学会誌の目次、購読申し込みなどに関してはこちらから(日本機械学会のホームページへのリンク)

 日本機械学会とタイ、インドネシアなどASEANの機械系学会との国際交流について紹介する。内容は、主に筆者が国際連携委員会の委員長として得た資料と委員として働いた経験に基づいている。

インドネシアでの国際チャプターの立ち上げ

 2008年7月、本会の国際チャプターのオープニングがバンドン工科大学(ITB)で行われた。日本から当時会長の白鳥正樹教授(横浜国立大学)を始め本会とJICA関係者、インドネシアからITB副学長、工学部長らが出席し、200人を超える参加を得た。

 本イベントはAUN/SEED-Netとの共催。AUN(アセアン大学ネットワーク)はアセアン各国大学間の連携を強化し、高等教育の高度化、効率化を目指すネットワーク。SEED-Net(アセアン工学系高等教育ネットワークプロジェクト)は、10カ国の有力大学、日本の支援大学からなる。この活動により、多くの若手教員が本邦で学位取得するなど、大きな成果を上げてきた。

 本会のチャプター設立による国際活動は、2004年当時の会長・長島昭教授(慶應義塾大学)の提唱で始まった。それまでも各分野で本会主導の国際化の動きはあったが、学会活動自体の国際化の試みは初めてだった。2004年以降、委員長の菱田公一教授(慶應義塾大学)らの努力により、政策財務部会の下で形を変えながら具現化されてきた。目的は本会の国際社会におけるプレゼンスの確保と東南アジア各国の機械工学発展の支援で、当初はアジア各国からブラジルまで含む構想だったが、2008年からタイとインドネシアを中心とする東南アジアに焦点を絞っている。なお中国、韓国とは、JSME-CMES-KSME meetingという別形式で、毎年持ち回りで各国総会時に交流と情報交換を行う。

 その後、毎年インドネシア各地で行われる機械工学高等教育コンソーシアムに本間寛臣教授・関下信正教授(豊橋技術科学大学)らを派遣。2008・2013年には振動技術に関するセミナーを開催した。ただし同コンソーシアムは研究発表主体の国際学会ではなく、言語も主にインドネシア語が使われ、本会も(副)会長クラスの代表を派遣せず、以後チャプターの名を冠したイベントは行われなかった。2018年は国交樹立60周年であり、本会としてインドネシアでの交流活動を再活性化する良い機会である。

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