KAGRAは基線長3kmのレーザー干渉計型重力波望遠鏡で、スーパーカミオカンデ・ニュートリノ検出器などがある岐阜県飛騨市神岡町池ノ山の山裾地下200m以深に建設中である。約200Mパーセク(約652万光年)離れた連星中性子星の合体で生じる重力波を年間数回検出するため、周波数20Hz以上で「光の雑音」にしか制限されない感度を目標とし、特に100Hz付近で最も良い感度を目指している。そのためには最適なデザインのレーザー干渉計とあらゆる雑音の除去が必要だ。
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