日本機械学会誌から

超電導リニア技術の概要-走行電力は軌道に供給

地上の推進コイルは固定子、車両の超電導磁石は回転子に相当

  • 大島 浩=東海旅客鉄道 中央新幹線推進本部リニア開発本部 担当部長
  • 2017/03/20 05:00
超電導リニアではニオブチタン合金で作った超電導コイルを液体ヘリウムで4K(-269℃)に冷やして使う。このコイルは、電気抵抗がゼロで電流を流しても発熱せず、断面積の小さいコイルに大電流を流せて非常に強い磁界を発生できる。所定の電流を流すと減衰せずに流れ続け、外部からの電力供給は不要で永久磁石のように使える。超電導リニアの軌道は、車両下半分が収まるU字型でガイドウェイと呼ばれ、その側壁部に付けられる地上コイルは超電導ではなく、アルミニウム合金や銅など一般的な導体のコイルだ。