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HOMEエレクトロニクス照明学会から > サングラスで見える色、定量評価で設計可能に

照明学会から

サングラスで見える色、定量評価で設計可能に

照明学会誌「CIECAM02を用いたサングラスの分光透過率係数の設計」

  • 片山 一郎=近畿大学 生物理工学部 人間工学科、松本 公男、野田 健太、川西 昇=山本光学
  • 2017/07/18 05:00
  • 1/7ページ
本記事は、照明学会発行の機関誌『照明学会誌』、第101巻、第2号、pp.75-81に掲載された一般論文「CIECAM02を用いたサングラスの分光透過率係数の設計」の抜粋です。照明学会に関して詳しくはこちらから(照明学会のホームページへのリンク)。

 スポーツ用サングラスは、防眩性や意匠性に加えて、使用する競技に応じた色識別性が求められる。例えば、ゴルフ用サングラスでは、適切な防眩性と同時にゴルフコースの芝目が明瞭に見えるレンズが好まれる。しかし、これまでサングラスの開発段階で色識別性を定量的に評価する手法は確立されておらず、試作品のフィールドテストによる試行錯誤が必要であった。そのため、開発効率が悪く、用途に応じたサングラスの分光透過率係数の最適化も困難であった。

 一方、光源の演色性評価の分野では、照明された複数の試験色が均等色空間に形成する立体の体積、あるいは、試験色の色空間座標を均等平面に射影した色座標が形成する面積が大きい光源は、物体の色の鮮やかさを強調する効果を有し、その結果、色識別性に優れ1)2)、物体の色の見えが好ましく評価されることが知られている3)。また、同一光源下においても照度が低下した場合は、色識別性が低下することが知られている4)。このことは、サングラスの装着によって視界が暗くなり、色識別性が低下する現象と本質的に同一である。スポーツ用サングラスは屋外での使用を想定していることから、評価対象のサングラスを透過した昼光下での試験色が形成する色域面積を算出することで、光源の色識別性評価と同様にサングラスの色識別性評価が可能となる5)。本研究では、CIECAM026)色の見えモデルのカラフルネス平面上の色域面積比に基づくサングラスの色識別性評価指標を定義し、その有効性を検討するとともに、サングラスの分光透過特性の設計への応用について述べる。さらに、特殊な配色の的を注視するアーチェリー競技での使用を想定したサングラスの設計への応用例について述べる。

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