本記事は、照明学会発行の機関誌『照明学会誌』、第101巻、第1号、pp.5‒8に掲載された「第34回(2016)日本照明賞 新たなスポーツ照明環境の計画と評価方法 : 横浜スタジアムのLED改修 (特集資料 国内外で評価された照明デザイン2016)」の抜粋です。照明学会に関して詳しくはこちらから(照明学会のホームページへのリンク)。
図1 ホームベースからの全景
図1 ホームベースからの全景
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 プロ野球のナイトゲームは、横浜スタジアムの前身である横浜公園球場(横浜公園平和球場)で1948年に初めて開催され、1978年にその跡地に「横浜スタジアム」が建設された。

 改修前の横浜スタジアムのナイター照明は、高演色形と高効率形の1500W メタルハライドランプで照らされていたが、既設HID 照明器具の老朽化に伴い、屋外ナイター設備のLED 照明への全面改修が計画された。