脚立などを使わない限り、上段のパネルほど赤外線カメラとの角度が浅くなり、歩行時には20度程度になる。

 ドローンの場合、通常に上空から撮影するだけで、推奨された角度を満たしている。

 不具合は生じていないものの、過剰に発熱している場所を含んでいたパネルは、鳥のフンなどによって汚れが付いていたりしていた(図10)。

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図10●汚れなどによる過剰な発熱
図10●汚れなどによる過剰な発熱
人手(上)とドローン(下)による発見例(出所:徳島県企業局)
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 一方で、ドローンのみで発見できた場所、人手のみで発見できた場所もある。ドローンで発見できなかった場所については、日射強度や気温、発電の状況によって、ドローンでは発見できない場合もあると分析している。