出力2MWで「コストはドローンが2倍高い」
コストについては、人手の方が優位だった。和田島の出力2MWのメガソーラーにおけるドローン点検のコストは、人手に比べて約2倍になったという(図7)。
ただし、ドローンは広範囲を撮影するのに向くため、発電所の規模が大きいほど、人手との効率の差が広がり、このコストの差は縮小すると見ている。
また、ドローンによる点検は、サービス事業者の拠点と、メガソーラーの立地場所との距離によっても、コストが変わってくる。ドローン操縦者の在住地や、機体の保管場所によって、移動費や宿泊費などが加算されるためである。今回は、関東に本拠を置く企業が担当した。