プラズマの環境応用として水処理に用いられる「気液界面プラズマ」では,プラズマ中に蒸発した水蒸気から,有機物を分解する活性種が生成される。一方,プラズマの電力応用例である「ハイブリッド直流遮断器」では,電気接点開極時にアーク放電プラズマが形成されることで,並列接続した半導体素子に事故電流を転流させ遮断する。このプラズマは接点の溶融・蒸発を経て形成されるため,気液界面プラズマとは逆の過程といえる。本稿では,気液界面プラズマを用いた水処理技術とハイブリッド直流遮断器について,プラズマと液体の関係に着目して紹介する。
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