導入コストをさらに抑えたい顧客の場合、ユニットの構成を工夫し、樹脂部材の個数を減らすこともできる(図9)。通常は、一つのユニットで支える太陽光パネルは、横向きに3枚・3列に配置する。このユニットには、12個の樹脂部材を組み込む。

図9●パネルを縦向きにすることで樹脂部材の数を削減
図9●パネルを縦向きにすることで樹脂部材の数を削減
パネル9枚のユニットを構成する樹脂部材を12個(上)から8個(下)に減らせる(出所:タキロンエンジニアリング)
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 同じ9枚の太陽光パネルでも、縦向きにパネルを配置する場合、一つのユニットに必要な樹脂部材は、12個から8個へと、4個減る。これによって、低コスト化が可能になる。

 地上設置型の架台のようにパネルを固定することから、支えるパネルの寸法にも柔軟に対応でき、例えば、1枚・72セルタイプや化合物型といった、結晶シリコン型の60セルタイプではないパネルにも対応できる。